フランス語を学び始めたとき、最初に覚えたくなるのが「こんにちは」という挨拶ですよね。
でも、「ボンジュールって聞いたことあるけど、正しく発音できているか自信がない…」「他にも挨拶の言い方ってあるの?」と感じている方も多いんじゃないでしょうか。
この記事では、フランス語で「こんにちは」を表すBonjour(ボンジュール)を中心に、正しい発音方法・場面別の使い分け・フランスならではの挨拶文化まで、初心者でも今日から使えるようにやさしく解説していきます。
フランス旅行を控えている方にも、フランス語を勉強し始めたばかりの方にも、きっと役に立つ情報ばかりですよ!
フランス語の「こんにちは」= Bonjour(ボンジュール)

Bonjourの意味と基本的な使い方
Bonjour(ボンジュール)は、フランス語で最も基本的な「こんにちは」にあたる挨拶です。
語源は「bon(良い)+ jour(日)」で、直訳すると「良い一日を」というニュアンスがあります。
使えるシーンはとても広く、朝・昼・夕方前まで幅広く使えるのが特徴です。
たとえばこんなシーンを想像してみてください。
パリのカフェに入ったとき、店員さんに「Bonjour!」と声をかけると、笑顔で「Bonjour, monsieur/madame!」と返ってきます。
これだけで、グッとフランスらしい雰囲気になりますよね。
Bonjourはフォーマル・カジュアル問わず使えるので、迷ったらBonjourを使えばOKという万能フレーズです。
Bonjourの正しい発音方法
「ボンジュール」とカタカナで書きますが、フランス語の発音には日本語にない音が含まれています。
ポイントは以下の3つです。
1. 「Bon」の鼻母音
「ボン」の「n」は発音せず、鼻に抜けるような「ボ〜ン」という音を意識しましょう。
日本語の「ボン」よりも少し曖昧な音です。
2. 「jour」のジュ音
「jour」は「ジュール」と読みます。
英語の「jour」とは異なり、フランス語の「j」は「ジュ」に近い音です。
3. 語末の「r」
フランス語の「r」は喉の奥を使ってこすれるような音(喉音の r)です。
最初は難しいですが、「ル」と言いながら少し喉を震わせるイメージで練習してみましょう。
発音が不安な方は、フランス語の発音しない音とは?初心者でもわかる発音ルールも参考にしてみてください。
時間帯・場面別のフランス語挨拶
フランス語の「こんにちは」はBonjourだけではありません。
時間帯や親しさのレベルによって、使い分けるのが自然なフランス語話者の習慣です。
夕方以降はBonsoir(ボンソワール)
日が沈んで夕方〜夜になったら、Bonsoir(ボンソワール)に切り替えます。
「bonne(良い)+ soir(夜)」で「良い夜を」というニュアンスです。
目安としては17時〜18時以降からBonsoirを使うのが一般的です。
日本人の感覚だと「まだ昼じゃないの?」と思う時間帯でも、フランスではBonsoirが自然なことも多いですよ。
例えばこんなシーン:
パリのレストランに夕食で訪れたとき、18時過ぎだったので「Bonsoir!」と声をかけたら、スタッフが笑顔で「Bonsoir, bienvenue!(ようこそ!)」と返してくれました。
親しい間柄ではSalut(サリュ)
友人や同年代の人には、Salut(サリュ)というカジュアルな挨拶も使われます。
英語の「Hi」や「Hey」に近いニュアンスで、親しみやすさを表現できます。
ただし、初対面の人・目上の人・フォーマルな場面では使わないのがマナーです。
店員さんやホテルのスタッフにSalutを使うと少し失礼に聞こえてしまうことがあります。
| 挨拶 | 読み方 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Bonjour | ボンジュール | 朝〜夕方前、誰にでも |
| Bonsoir | ボンソワール | 夕方以降、誰にでも |
| Salut | サリュ | 友人・知人など親しい相手 |
別れ際の挨拶もセットで覚えよう
「こんにちは」を覚えたら、別れ際の挨拶もセットで押さえておきましょう。
- Au revoir(オ・ルヴォワール):さようなら(フォーマル)
- Bonne journée(ボンヌ・ジュルネ):良い一日を(昼間の別れ際に)
- Bonne soirée(ボンヌ・ソワレ):良い夜を(夕方以降の別れ際に)
- À bientôt(ア・ビヤント):またね(カジュアル)
フランスならではのビズ(bise)文化

フランス語の「こんにちは」を覚えるなら、ビズ(bise)の文化も知っておくとより完璧です!
ビズとは?
ビズとは、挨拶のときに頬をくっつけてキスの音を出すフランスの挨拶習慣です。
握手やお辞儀とは異なる文化なので、最初は驚く人も多いですよね。
親しい友人・家族・知人などに対して行われ、「Bonjour!」と言いながらビズをするのがセットになっていることも多いです。
何回する?地域によって違う!
ビズの回数は地域によって異なります。
- パリ周辺:2回が一般的
- 南フランス(マルセイユ周辺):3回の場合も
- 一部地域では4回のことも
「何回するんだろう?」と戸惑ったときは、相手に合わせるのが一番です。
また、初対面の人にはビズよりも握手が一般的なので、無理に合わせる必要はありません。
ビズ文化を含めたフランスの習慣については、パリ旅行で気を付けるべきこと完全ガイド!初心者必見のポイントでも詳しく紹介しています。
実際のシーン別会話例
言葉は実際のシーンで使ってみてこそ身につきますよね。
ここでは、旅行や日常でよくあるシーンの会話例を紹介します。
カフェ・レストランでの挨拶
フランスのカフェに入るとき、まず挨拶することがとても大切なんです。
「無視して席に着く」のはNG。必ずBonjourから始めましょう。
例文:カフェに入ったとき
あなた:Bonjour!(ボンジュール!)
店員 :Bonjour, monsieur/madame!Vous désirez?(こんにちは!ご注文はいかがですか?)
あなた:Un café, s'il vous plaît.(コーヒーをひとつ、お願いします。)
「Un café(アン・カフェ)」はエスプレッソを指します。
カフェでの会話フレーズをもっと知りたい方は、フランス語で楽しむ食事の会話フレーズをチェックしてみてください。
初対面での自己紹介
初めて会う人への挨拶では、BonjourのあとにEnchanté(アンシャンテ、はじめまして)をつけるのがスマートです。
例文:初対面の挨拶
あなた:Bonjour!Je m'appelle Yuki. Enchanté(e)!
(こんにちは!私はユキと申します。はじめまして!)
相手 :Bonjour!Je m'appelle Pierre. Enchanté!
(こんにちは!ピエールです。はじめまして!)
自己紹介フレーズをもっと練習したい方には、【初心者OK】フランス語の自己紹介例文30選|場面別・すぐ使える表現集がおすすめです。
電話での挨拶
電話でもBonjourは使いますが、Allô(アロ)から始めることもあります。
相手 :Allô?
あなた:Bonjour!C'est Yuki à l'appareil.(こんにちは、ユキです。)
Bonjourと一緒に覚えたい便利フレーズ
フランス語で「こんにちは」から会話を広げるために、Bonjourと一緒によく使われるフレーズを覚えておくと便利です。
| フランス語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| Comment allez-vous? | コモン・タレ・ヴ | お元気ですか?(フォーマル) |
| Ça va? | サ・ヴァ | 元気?(カジュアル) |
| Ça va bien, merci! | サ・ヴァ・ビヤン・メルシ | 元気です、ありがとう! |
| Et vous? | エ・ヴ | あなたは?(フォーマル) |
| Et toi? | エ・トワ | あなたは?(カジュアル) |
例えばこんなシーン:
フランス人の友人に、「Bonjour! Ça va?」と声をかけてみたら、「Ça va bien! Et toi?」とすぐに返ってきました。たったこれだけで、グッと距離が縮まった気がしましたよ。
この流れは日常会話で最もよく使われるパターンです。
ぜひ声に出して練習してみてください。
フランス語の日常会話をもっと広げたい方は、フランス語の会話フレーズ50選|初心者でもすぐ使える実践例つきも参考にしてみましょう。
まとめ
この記事では、フランス語で「こんにちは」を意味するBonjourを中心に、発音・場面別の使い方・ビズ文化・会話例まで解説しました。
要点をおさらいします:
- Bonjour(ボンジュール)は朝〜夕方前まで使える万能な「こんにちは」
- 夕方以降はBonsoir(ボンソワール)に切り替えるのが自然
- 友人にはSalut(サリュ)というカジュアルな挨拶も使える
- フランスでは挨拶と一緒にビズ(頬へのキス)をすることがある
- 「Bonjour! Ça va?」の流れは日常会話の定番パターン
まずは「Bonjour!」の一言から始めてみてください。
フランス語を話す人は、挨拶をきちんとしてくれる人をとても喜んでくれますよ。
フランス語の世界は奥深いですが、まずは一歩踏み出してみましょう!
参考リンク


